Ⅰ期の最終話を見返すと、やっぱり美しい終わり方だなぁとしみじみ感じます。寂寥感と満足感の融合なんてそうそう経験できることじゃない。
で、このシーンをクロアロでやるとどうなるんだろうと妄想してみたのですよ。クロードの正体はまだ公式で明らかにはなっていないので悪魔設定でいこうかとも思ったけど明らかに偽物になったのでなるべく1話で感じたノリに忠実に書いてみたらすげー雰囲気ポエムになってしまったOTL
さすがにこれを小話ページにUPするのはためらわれたので折り畳みにこっそり投下。
公式の展開によっては恥ずかしさのあまり下げるかもしれないけど、いつでも下げられるなら上げちゃってもいいよね! 答えなど求めてない!
「こんなのクロアロじゃねぇ! クロアロってのはもっとこう~なんだよ!」と思われました方はぜひ拍手とかブログコメント等からほとばしるその熱い思いを北条にぶつけてやって下さい。いろんな方のいろんなクロアロ像を聞いてみたい…!
で、このシーンをクロアロでやるとどうなるんだろうと妄想してみたのですよ。クロードの正体はまだ公式で明らかにはなっていないので悪魔設定でいこうかとも思ったけど明らかに偽物になったのでなるべく1話で感じたノリに忠実に書いてみたらすげー雰囲気ポエムになってしまったOTL
さすがにこれを小話ページにUPするのはためらわれたので折り畳みにこっそり投下。
公式の展開によっては恥ずかしさのあまり下げるかもしれないけど、いつでも下げられるなら上げちゃってもいいよね! 答えなど求めてない!
「こんなのクロアロじゃねぇ! クロアロってのはもっとこう~なんだよ!」と思われました方はぜひ拍手とかブログコメント等からほとばしるその熱い思いを北条にぶつけてやって下さい。いろんな方のいろんなクロアロ像を聞いてみたい…!
少しだけ淋しそうにアロイスは目を伏せた。瞼を縁取る密色の睫毛が血の気の引いた白い頬に薄く影を落とす。だがそれも一瞬のことで、少年はすぐに顔を上げて金色に光る執事の目をまっすぐに見据えた。そして今にも泣き出しそうに歪んだ顔で最後の命令を口にする。
「もう十分だ。これ以上やってもお前に益はないだろ? やるなら痛くしろよ。絶対に消えない傷を俺に刻め」
「………………」
だが執事は答えない。ただ無言のまま、じっと主の目を見ている。その金色の壁の向こうにはやはり自分の願いは届かないのだろうか。
「あは、主が執事に命じることじゃないね。お前は俺の“執事”だもんな。役割に沿わぬ命には従わない。大したもんだよクロード。その徹底ぶりをもっと早くシエルの執事に見せてやればよかったのにさ!」
ははは、あはははは!
歪んだ顔で笑う声はけれど次第に小さくなっていき、彼が執事の足元にくずおれた時、その声は既に嗚咽に近いものになっていた。
「ねえクロードお願いだよ。失くさないものが欲しいんだ。お願いだから……ッ」
こらえきれず溢れて頬を伝う涙を、屈み込んだ執事が手袋をはめた指で丁寧に拭う。その手つきの優しさとは裏腹に眼鏡の向こうの金の目は至って冷静な光を放つばかりで、その落差にアロイスの胸はぎゅうと締め付けられるのを感じた。これで泣きやむことなどできよう筈もない。嗚咽はますます高くなり、少年は力なく執事の厚い胸に取り縋った。しっかりとした腕に閉じ込められて尚も泣き続ける彼の視界はゼロ。
ゆえに、嗚咽に震える小さな頭を愛撫する黒ずくめの執事の唇が歪んだ笑みを形作っていることなど、幼い主には知る由もないのだった。
――――――――――
悲恋? いいえこれでも両想いエンドのつもりです←
クロードは攻めていくSだとタブロイドで読んだのでわかりやすいドSをめざした結果がこれだよ!
他にもOPに出てくる和服アロとか妄想して書いてみたいけどあまりの難しさに北条のライフはもうゼロよ!
…まあ公式様の飴攻撃で萌え滾ってすぐまた復活するので無問題といえば無問題。
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はじめまして~
クロアロを語りたくてしょうがない人間です。この記事を読み、思わずコメントしてしまいました。では早速語らせていただきます。
以前セバスとクロードのことを黒鶫とカラスとした記事を大変面白いなと思いました。そこからつらつら考えてみたのですが、セバシエ=犬、クロアロ=蜘蛛でもありますよね。するとシエルは蜘蛛に狙われる蝶でEDのイメージにもなります。またアロイス=蝶だとそれを「血の一滴も残さず吸いつくす」者=蜘蛛=クロードにもなると思います。
だまし絵で見る向きによって全然違う絵になるモノがありますよね。うさぎとあひるとか。このようにひとつのモチーフにまったく違うものを組み込んで融合させてしまうことを「Wイメージ」と言うのですが、Ⅱ期は様々な暗喩が幾重にも重複していくタイプの話なのではと個人的に考えています。時間のねじれや記憶のねじれが大きな伏線のようですが、セバシエが確立してきた黒主従というものの「意味合い」がクロ主従の登場によって重なり、物語の展開と共に絡み合っていくのが狙いの一つなんじゃないでしょうか。
それで私的クロアロですが、クロアロは「貪りたい」です。少々カニバリズム的というか、相手の全てを自分の中に取り込んでしまいたい。他者へ興味が移るのが許せない。自分に執着していると感じるのがお互いにとって嬉しいんじゃないですかね。その為ならあえて冷たくするのがクロード流のドS。セバスの「シエルがどういう反応をするのかが知りたい」から自由にさせてる感じより、もっと束縛している関係に見えました。クロードは肉体的にしろ精神的にしろ、自分以外の誰かによってアロイスに打撃を与えられるのは嫌がりそうです。これで公式でアロイスに何かあった時にクロードがキレてくれたらおいしいんですが。
長々とすみませんでした。
以前セバスとクロードのことを黒鶫とカラスとした記事を大変面白いなと思いました。そこからつらつら考えてみたのですが、セバシエ=犬、クロアロ=蜘蛛でもありますよね。するとシエルは蜘蛛に狙われる蝶でEDのイメージにもなります。またアロイス=蝶だとそれを「血の一滴も残さず吸いつくす」者=蜘蛛=クロードにもなると思います。
だまし絵で見る向きによって全然違う絵になるモノがありますよね。うさぎとあひるとか。このようにひとつのモチーフにまったく違うものを組み込んで融合させてしまうことを「Wイメージ」と言うのですが、Ⅱ期は様々な暗喩が幾重にも重複していくタイプの話なのではと個人的に考えています。時間のねじれや記憶のねじれが大きな伏線のようですが、セバシエが確立してきた黒主従というものの「意味合い」がクロ主従の登場によって重なり、物語の展開と共に絡み合っていくのが狙いの一つなんじゃないでしょうか。
それで私的クロアロですが、クロアロは「貪りたい」です。少々カニバリズム的というか、相手の全てを自分の中に取り込んでしまいたい。他者へ興味が移るのが許せない。自分に執着していると感じるのがお互いにとって嬉しいんじゃないですかね。その為ならあえて冷たくするのがクロード流のドS。セバスの「シエルがどういう反応をするのかが知りたい」から自由にさせてる感じより、もっと束縛している関係に見えました。クロードは肉体的にしろ精神的にしろ、自分以外の誰かによってアロイスに打撃を与えられるのは嫌がりそうです。これで公式でアロイスに何かあった時にクロードがキレてくれたらおいしいんですが。
長々とすみませんでした。
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