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神は細部に宿り給う。
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ええ、DVD3巻のカバーかな? W主従が向き合ってる図のでっかいパネルがあったのです。
旦那様の絶対領域まぶしすぎる…! これちょっとR15くらいに該当するんじゃなかろうかと思うくらいえろ…いえ、色っぽかったDEATH★
ぼったんが全身からストイックなオーラを放ってるので余計お互いの個性が強調されてるわけですが、それにしてもアロたんえっちぃよ…あの靴下の位置も毎朝クロードが完璧に整えてるんだろうなとか考えるともうね。そりゃ確かに貴族は使用人に着替えも一切任せるのが当然だけど、だからって毎日朝も夜も太股に触らせるって…しかもベッドでとかそれを当たり前とは言わNEEEE!!
で、また妄想が止まらなくなりました。
詳しくは折り畳みで。いやいいかげんまともに更新しろやって話なんですがね。そろそろブログの小ネタもたまってきたからテキストページにまとめようかしらん。



 ぱちん、ぱちん。
 爪切りが小気味よい音を出すたびに、切り離された白い三日月が執事の膝の上に広げられたチーフの上にぱらぱらと落ちる。屋敷の主という役割に付随する色々にはもう随分慣れてきたが、足の爪を切らせるのにはまだ慣れない。
「旦那様、そう動かれては深爪になってしまいます」
「だってくすぐったいんだよ。こっちだって動きたくて動いてるわけじゃない」
 執事の膝の上で足を固定するために触れている手がくすぐったくてつい足指をきゅっと縮こまらせてしまう。しかもその手には手袋がきっちりと嵌められているのだ。柔らかな布地の擦れる感覚がくすぐったさを更に助長する。こればっかりは自分でやるからいいよ、なんて言葉を努めて飲み込まねばならない程度には忍耐が必要だった。
「ひょっとしてお前爪切りにかこつけて微妙にくすぐってない? それとも単にヘタなだけ?」
「……今少し強めに固定してよろしいでしょうか。このままではお怪我に繋がるやもしれません」
「深爪くらいそう大して痛くもないだろうけど主人の体をキズモノにする執事は頂けないなぁ。無駄に痛い思いもしたくないし、いいよ。好きにやっちゃって」
 靴下を脱いでいない反対側の足をぶらぶらさせながら言ったアロイス、手袋越しに足指の付け根に近い部分を掴む力が強まるのを感じた。再び執事が爪切りを宛がうのを見てふと悪戯心が薄水青の瞳を横切り、幼い主はにやりと唇を釣り上げてしっかりと固定された足をわざと動かした。同時にぱちん、と音がして、先ほどよりも幾分小さく不格好な三日月があらぬ方向に飛んだ。作業を邪魔された執事は咎めるように主を見上げるが、ついにその寡黙な口から非難の言葉が出ることはなかった。
「うふふ、むかついてるのに我慢してんの?」
「いいえ。……もう少しの辛抱です。じきに終わりますので」
 煽るような生意気な言葉もそっけなくかわして小指の爪を切り揃えると、執事は爪のかけらが散らばったチーフをくるりとまとめて脇に置いた。もちろん先程飛んで絨毯の上に落ちたかけらを回収することも忘れない。そして、何事もなかったかのように長い靴下を元通りに履かせる。それに際して手袋に包まれた指がアロイスのふくらはぎから腿にかけてゆっくりと滑るが、こちらはくすぐったくもなんともない日常刺激なので少年はつまらなそうに唇を尖らせてそっぽを向いてしまった。
「終わりました。角が気になるようでしたらまたお申し付け下さい」
 慇懃に頭を下げた執事は至って平静な様子でチーフを取り上げ、部屋を出て行った。ドアが閉まるまでじっと目を伏せていた部屋の主は前髪に表情を隠したまま鋭く毒づいたが、その声を聞く者は誰もなかった。

――――――――――――
 うん、クロードだからまあ仕方ないっちゃ仕方ないんだろうけど、足が最も卑猥なものとされていたという当時の英国で旦那様の真っ白で柔らかそうな太股にむしゃぶりつかないとか私には考えられませんです。いや、クロはもはや日常的に旦那様のおみ足をガン見できる身分だから感覚がマヒしちゃってるのかしら←
 いや、ただ単に表情に出さないだけで実は内心ご満悦なのかもしれないな。なんとか自分の気を引こうと必死な旦那様の表情も、手袋越しでも感じ取れるであろう柔い肌の感触とか。不遜で強気なアロたんが自分の意図するままに従って安定を欠き、しかもお前しかいないと言わんばかりに全身で縋りついてくるとか想像するだけでS心が刺激されそうですものな。
 実際にクロードが素手で旦那様の肌をなぞったらアロたんは真っ赤になってうつむいちゃったりしないかな。そんでプルプル震えながらくすぐったいじゃ到底誤魔化せないような甘い声が出そうになって唇を噛み締めたりなんてされたらマジ辛抱たまらん。私が。
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