タメ口は親愛の表現たるか。

４話を見返しててふと思ったのですが。
セバ→クロは敬語（ないし丁寧語）なのに、クロ→セバスはタメ口なんですよね。よく考えたら１話の時からそうだった。
これってちょっとおかしくないだろうか。
お互い「伯爵家」の「執事」同士なのだから身分としては対等。ならば他家に仕えてる相手にタメ口って普通はやらない気がするのですよ。
という訳でちょっと考えてみた。
記事が長くなると（自分が）鬱陶しいので折り畳みまーす。何でもこいな勇者様は続きへどうぞvvv

さて。
そもそもタメ口を使用するのは以下のような場合が考えられます。

１．相手の方が立場上格下である場合
２．気心知れた間柄である場合
３．相手を格下に見ている場合
（２と３については話者の認識の問題であり、必ずしも実際の立場とは一致しない）

とりあえず２は除外。お互い喧嘩の売り買いしてますし、その内容もじゃれ合いとは思われませんので。
で、演じている立場は対等なので１も除外。
だとすると３ということになるわけですが、どっちも性格がアレなスーパー執事という点では一致してるし、自分の方が上手に演じてるもんね！というのならセバスもタメ口じゃないとおかしい。
そこで私は考えました。
正体的な問題でクロはセバスを格下視してるんじゃなかろうか、と。
セバス＝悪魔は本人も認める確定事項なわけですが、クロードの方はまだ正体が確定しておりません。
セリフから考えると悪魔かな、ってくらいで、本人が「私悪魔DEATH★」とは言ってない。いやこれだと悪魔で死神になっちゃうな。や、眼鏡してるし元死神の悪魔とかありえないかなーとかこっそり思ってたりもするけど。笑
悪魔召喚のシーンが描かれてもいませんし、ねぇ。「飽くまで～」＝「悪魔で」がミスリードである可能性は否定できない。
というわけで考えたのが以下の２つ。

Ａ．悪魔ヒエラルキー上位者（＝魔界ではセバスよりエライ）
Ｂ．悪魔よりも格上の存在

でもＡはちょっと考えにくい。なぜって悪魔の世界は完全に実力主義なので、階級＝実力ということで上位者が下位の者に負けるとかありえないのです。確か。いや専門家じゃないので絶対とは言えないけど。反例があったら教えて下さい←
そしてＢ説へいくわけですが、神様だったらさすがのセバスも太刀打ちできない気がします。死神はグレルのこともあるからセーフかな？ 人と神との中立なので唯一絶対の神とは違うでしょう。
しかしながらキリスト教における悪魔って２つに大別できまして。神が創造した天使が堕天したものと、布教の過程で駆逐され、悪魔と教会に認定された異教の神々。あのセバスも遠い昔は天使だったかもしれないと思うとまさに「どうしてこうなった」ですがそれはさておき。
でもそれってあくまで人間側の都合であって、異教の神々の本質そのものが変わってしまったわけじゃない。キリスト教徒にとっては悪魔でも、所変われば神様のままなんです。
ここまでくるともうバレてると思いますが…

自分ただ単にクロたんが異教の神だったら面白いなーとか言いたいだけやろ！

ハイその通りです。笑
だってアロパパが失踪した我が子を探す時にやってた儀式ってどうみてもおかしいだろ！ あれってむしろシャーマニズムの儀式っぽくなかったですか？ 蜘蛛が一族の繁栄の象徴っていうのも敬虔なクリスチャンのイメージと結びつかないですし。キリスト教世界ではむしろ魔女と深く関係的な。その魔女術にしたってサタン信仰と古い民間信仰に基づくアレコレ一緒くたに語る言葉だし。

以上、そんな可能性があっても面白いかなーという妄想でした。
北条はあくまでぬる～くオカルトをかじっただけのいいかげんな知識で語ってますので鵜呑みにしちゃダメですよ！ うっかり信じて恥をかいても私責任とれませんからね！笑